シャインマスカットの種類はどれ?人気のブドウの品種を分類!
ぶどうの季節がくると、スーパーやフルーツパーラーには、色とりどりのぶどうが並びますが、ぶどうの分類をはっきりと知らないという方は多いのではないでしょうか?この記事では、近年人気のぶどうの品種とそれぞれの特徴をご紹介します。どんなぶどうを買おうか迷っているという方や、お気に入りのぶどうを見つけたいという方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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目次
ぶどうの種類は10000種類以上!
世界には、およそ10,000種類以上のぶどうの品種が存在します。ひとくくりにしてぶどうと呼んでいるものの、その種類は果皮の色によって3つに分けることができます。ここからは、黒系ぶどう、赤系ぶどう、白系のぶどうをそれぞれ代表する品種と特徴を解説します。
黒系のぶどう
黒系のぶどうは、皮の色が濃い紫黒色をしていて、粒が大きいものが多いのが特徴です。またポリフェノールが多く含まれているので、健康を気にする方にもおすすめです。ここからは、黒系のぶどうを代表する品種と、それぞれの特徴をご紹介します。
巨峰
巨峰は黒系ぶどうの中でもで代表的なもので、今も昔変わらぬ根強い人気から、ぶどうの王様とも呼ばれています。果汁がたっぷりと含まれており、とても甘みが強いことが特徴的で、きめ細やかな風味とコクのある味わいが人気です。黒系ぶどうの仲間である、ピオーネやナガノパープルは、巨峰を親として掛け合わせ、開発されました。
巨峰は、種ありの品種がほとんどですが、果樹園や産地によっては種無しのものを食べることができます。皮はやや厚めで渋みがあるため、取り除いてから中の果実のみを食べましょう。
ピオーネ
ピオーネは、種がなくて食べやすく、粒が大きいことが特徴で、その果粒は巨峰よりも大きく、食べ応えがあるぶどうをお求めの方にはぴったりの品種です。また糖度も20度以上で非常に甘く味に深みがありつつも、さっぱりとした爽やかな風味で人気を博しています。
果皮は硬いため、皮は剥いてから召し上がるのがおすすめです。またこのピオーネにジベレリン処理を行い、種無しに加工したものが、ニューピオーネとして生産されており、そちらも高い人気を誇っています。
BKシードレス
BKシードレスは、巨峰とマスカットベリーAを親に持つ黒系ぶどうです。2011年に品種登録された、比較的新しい品種で、徐々にその人気は高まってきています。
巨峰からは、果汁をたっぷりと感じることができのジューシーさと甘さ、酸味の少なさ、マスカットベリーAからは濃厚な味わいを引き継いでいる品種です。ベリー(berry)のBと巨峰(kyohou)のKで、BKと言う名前がつけられています。完熟したときには糖度が20度以上になるため、濃厚な甘みを堪能することができます。
ナガノパープル
ナガノパープルは、芳醇な香りと強い甘みを持つ、流通量の少ない希少な品種のぶどうです。黒系のぶどうには珍しく、種なしで皮ごとそのまま食べることができます。
また黒系のぶどうだけあって、皮には豊富なポリフェノールが含まれており、1房食べると赤ワインとほぼ同量のレスベラトロール(ポリフェノール)を摂取できると言われているため、健康を気遣われている方にもおすすめの品種です。もちろん皮をむいても美味しく召し上がれますが、皮と果実が剥がれにくい性質を持つため、時間がかかってしまうかもしれません。
赤系のぶどう
赤系のぶどうは、皮が薄い赤紫色をしていて、皮ごと食べられる品種が多いのが特徴です。ここからは、赤系のぶどうを代表する品種と、それぞれの特徴をご紹介します。
ルビーロマン
ルビーロマンは、2002年に品種登録された、石川県を代表するブランドぶどうです。日本のぶどうの中でもトップレベルの粒の大きさを持ち、そのサイズは巨峰の約2倍もの大きさであると言われています。果汁が豊富で、一粒口に入れると口いっぱいに広がる、あっさりとした甘みが特徴です。
ルビーロマンは種ありと種なしのものが流通しています。果皮はそのまま食べることができますが、果肉の皮離れが良いため、口当たりが気になる方は、皮をむいて食べることも可能です。まだ流通量が少なく、大変高級品であり、1房の価格が10,000円を超えることも珍しくありません。
安芸クイーン
安芸クイーンは、両親とも巨峰で、自己受粉した巨峰の実生から育成されたぶどうです。果肉がキュッと適度にしまっていて食感が良く、果汁が豊富です。酸味が控えめで、濃厚な甘みが引き立っています。巨峰同士を掛け合わせただけあって、粒が非常に大きい点は、安芸クイーンの魅力の一つです。
皮が剥きやすい品種ではありますが、薄皮なのでそのままでも食べることができます。巨峰の良さをしっかりと引き継ぎながらも、安芸クイーン独自の魅力も秘めた、注目のぶどうです。
クイーンニーナ
クイーンニーナは、2009年に品種登録をされた、比較的新しい品種のぶどうです。大粒で糖度が高く、プリプリとした弾力のある食感が魅力で、ここ数年で注目度が急激に高まってきています。
収穫時期の糖度は平均して22度程度と非常に高く、濃い旨みが特徴です。酸味は低いため、さっぱりとした味わいは少なく、甘みが前面に出ています。今後のニーズの拡大が予想されてはいますが、まだ流通量が少なくなかなか手に入らない品種であるため、ギフトとして選んでも喜ばれること間違いなしのぶどうです。
白系のブドウ
白系のぶどうは、皮の色が緑色で薄く丸ごと食べられる品種が多いことが特徴です。豊かな風味を活かして白ワインにも加工されます。ここからは、白系のぶどう代表する品種と、それぞれの特徴をご紹介します。
シャインマスカット
シャインマスカットは、今や白系ぶどうの代表ともいえる、人気の大粒ぶどうです。硬く締まりのあるプリッとした肉質と、歯切れの良さが特徴的で、種も入っていないため皮ごとパクッと食べられる手軽さも人気の秘密です。上品なマスカット香を持っていて、食べる人を楽しませてくれます。そのまま食べるのが美味しいのはもちろんのこと、その美しい見た目やジューシーな甘さを活かし、スイーツ作りの材料としても人気の品種です。
翠峰(すいほう)
翠峰は、ピオーネとセンテニアルを親に持つ、大粒の白系ぶどうで、みずみずしい味わいとほどよい酸味と甘味のバランスが特徴です。皮が薄くて種もないため、水洗いしたら、そのまま丸ごと食べられます。一粒が頬張れないほどの大きさで、食べ応えがあり、ギフトとしても人気の品種です。
翠峰の種子親であるピオーネは黒ぶどうに分類されますが、センテニアルは果皮が黄緑の白系ぶどうです。同じ親同士の掛け合わせで誕生した品種には、「高妻(たかつま)」という黒ぶどうもあります。
マスカット・オブ・アレキサンドリア
マスカットオブアレキサンドリアは、ヨーロッパぶどうの代表的な品種です。日本国内でマスカットを指すとき、ほとんどの場合はマスカット・オブ・アレキサンドリアのことを言います。最近は、種なしぶどうが流行っていますが、種なし処理をすると香りが弱まってしまうという理由であえて種を残しています。
輝くような美しいエメラルドグリーンの見た目と、芳醇な香り、さっぱりとした甘さなどのすべてにおいて気品を感じられることから「果物の女王」と呼ばれています。マスカット・オブ・アレキサンドリアの歴史は130年以上にもなり、世界3大美女の1人であるクレオパトラも好んで食べていたそうです。
まとめ
いかがでしたか。近年人気のぶどうの品種を、黒系、赤系、白系の3つに分けてご紹介しました。ひと口にぶどうとは言っても、その見た目や味わいはさまざまです。掛け合わされている親の品種などを知ることで、もっとぶどうを楽しみながら食べることができますよ。ぜひ今回ご紹介した記事を参考にしていただき、好みに合ったとっておきのぶどうを探してみてくださいね。
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