相手からお中元を頂いた際に「お返し」をするべきなのかを迷う時があると思います。そこでお中元のお返しは必要なのか？やお返しをするときの注意点・マナーなどを紹介します。ぜひ参考にして下さい。

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お中元のお返しは必要？

お中元は夏になると日頃のお世話などに感謝の気持ちを込めて品物を贈る習慣ですが、そのお中元の「お返し」は必要なのでしょうか？

 

基本的に品物などでの「お返しの必要はない」とされていますが、なかにはお世話になった具合などでこちらからもどうしてもお礼をしたいケースもあり、最近では品物などで返礼をする人が増えています。

お中元のお返しをするときのマナーや金額

お中元に対して何らかのお返しをする場合には、いくつかの注意点やマナーがあるのでそれらを解説します。

品物を添える

一番多いのがお中元の品物に対してこちらも品物でお返しをするパターンです。夏の時期の返礼品となるので季節にふさわしい品物を選ぶようにしましょう。基本的には「消え物」がよいとされていて菓子、飲料、果物、お酒などが喜ばれます。

金額に気を付ける

お返し品の値段は頂いた品の半額程度を心掛けましょう。また、頂いた品物より高価な品を贈ることは、「次回からお中元はお断りします」という意味に捉えられることがあるので注意が必要です。

時期を考える

まず、お中元が届いた時点でなるべく早い時期にお礼の電話や手紙を発信するようにしましょう。お中元を頂いた際のマナー筆頭にもなっており相手からこちらへの到着確認にもなるからです。

 

それからお返しの品を贈りますがお礼を伝えてからなるべく早い時期に贈るようにしましょう。返礼のタイミングが遅くなると相手に余計な気を遣わせてしまうので、できるだけ早い時期に贈るようにしましょう。

熨斗をつける

品物には紅白の蝶結び熨斗を付けます。その際、返礼をする時期によって熨斗の表書きを変えましょう。7月15日までに届ける（届く）のであれば「お中元」、7月16日から立秋（8月7日頃）の前日に届ける場合には「暑中見舞い」、それ以降では「残暑見舞い」となります。

 

基本的には持参となりますが宅配便で届ける場合にも到着日を意識しながら熨斗の表書きを変えるようにしましょう。

相手によって変わるお返しの注意点

ここからはお中元を頂いてお返しをする場合に相手による注意点を解説します。それぞれのマナーを守り感謝の気持ちを伝えましょう。

上司・取引先

相手が上司の場合、すぐにお礼状を書くかお礼の電話をします。もしくは電話をしてから改めてお礼状を書くと尚良いでしょう。取引先から頂いた場合は必ず上司に報告し、指示を仰いでからお礼に進みましょう。

義実家

相手が義両親でも早いタイミングでのお礼は必須です。そして品物を贈る場合には身体や経済的な負担にならない品物を選ぶと良いでしょう。義両親が遠方にいる場合は先にお礼だけを済ませておき、お盆時期に帰省を兼ねて品物を持参しても良いでしょう。

友人や家族

お礼を早く済ませ、品物を贈る場合には相手の家族構成や好みを把握したうえで選ぶようにしましょう。相場は頂いた品物の半額までに抑えることで相手に気を遣わせることもないでしょう。

お返しのマナーを守って感謝の気持ちを伝えよう　

お中元のお返しにもいくつかのマナーがあります。それらを守ったうえで相手の負担にならないような品物を選び気持ちを伝えるようにしましょう。相手に頂いた「感謝」の気持ちにこちらも「感謝」で応え、いつまでも良い関係が続くように心掛けましょう。