お中元の時期になると、毎年「今年は何を贈ろうか」と迷う方は多いのではないでしょうか。日頃の感謝の気持ちなので贈るのならばいっそ喜んでもらえるものがいいですよね。そこで今回はお中元の選び方や相手別のおすすめ品、NGな品物などを解説します。

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お中元の選び方

夏の時期、日頃からお世話になっている方に感謝の気持ちとして贈る「お中元」ですが、今では様々な品物がラインナップされるようになりました。それに伴ってどれを選んでいいのか迷うところでもあります。

 

お中元は基本的に感謝を伝える風習なので、大切にしたいのは「自分が贈りたい」品物より「相手が喜ぶ」品物を選ぶことです。その点を基準にして相手の年齢や家族構成、趣味や嗜好などを知ることで「贈るべき品物」が選びやすくなります。

お中元によく選ばれる品物

お中元に良く選ばれる代表的な品物や定番をピックアップしました。

食品

食品は贈った相手が家族全員で楽しめるのでお中元の定番です。季節に合わせたそうめん・そば・うどん・フルーツ・ゼリーやスイーツなどのほかに高級ハム・お肉・お菓子・ご当地グルメなどもよく選ばれています。何よりも食品は形に残らない「消え物」なのでお中元との相性が良いとされています。

飲料

こちらも「消え物」にあたるので定番の品物といえます。コーヒー紅茶・高級ジュース・ビールセット・日本酒・ワインなどが選ばれています。

カタログギフト

最近増えたのがカタログギフト。品物ではどうしても贈り手の好みや相手の嗜好などがあるため、それを解消するために相手がカタログで欲しい商品を選べるお中元も人気です。今までのように実際に品物を贈るわけではないで少し物足りない気もしますが、「相手に喜んでもらう」というお中元の選び方からすればアリです。

消耗品

少し変わったお中元として入浴剤があります。他にも台所洗剤・洗濯洗剤などがあり中にはタオルを選ぶ場合もあります。

お中元にNGな品物とその意味

実は下記のように贈ることで相手にネガティブなイメージを連想させてしまう物も存在しますので、NGな贈り物とその意味について理解しておきましょう。

 

• 履物　ー　踏みつけるという意味。
• 下着・服　ー　「施しもの」「みすぼらしい格好をしている」という意味。
• 刃物・ハサミ　ー　「縁を切る」という意味。
• ハンカチ　ー　「手切れ」という意味。
• 現金　ー　相手に「恵んでやっている」と捉えられる場合があり、特に目上の人には失礼にあたる。
• 筆記用具　ー　「勉強しなさい」「働きなさい」という意味。
• 櫛　ー　4（し）や9（く）がつく品物は苦や死を連想させる。

 

トラブル回避のためにも上記の品物は避けることをおすすめいたします。

お中元を贈る相手別のおすすめの品物

ここからは贈りたい相手別におすすめする品物を紹介していきます。ぜひ参考にして下さい。

上司・取引先

日頃から仕事でお世話になっている上司や取引先には高級感のある物がよいでしょう。プレミアムビール・国産うなぎ・高級フルーツ・ビンテージワイン・などが喜ばれますよ。

義両親

これからも健康に長生きしてもらいたいという気持ちも込めて野菜ジュース・健康食品・減塩調味料・高級みそ・機能性がある油などを選ぶのも良いでしょう。ご本人が選ぶことができるカタログギフトもいいですね。

同僚・友人

食べ物や飲み物の嗜好を把握しているのであればそれに合った品物を。お肉・水産品・ビールセット・高級ジュースセット・スイーツ・ご当地限定のラーメンやスイーツなどがあります。

子供がいる家庭

こちらの場合は家族全員で楽しめるようにカタログギフト・お肉・海鮮・お菓子・ジュース・スイーツ・果物・そうめん・高級ハムなどが喜ばれるでしょう。他にも洗剤や入浴剤なども喜ばれます。

相手が喜びそうなものを考えてお中元を

贈る相手によって「喜びそうな」品物はそれぞれ変わります。お中元は一度贈ると継続するのがマナーなので、相手の家族構成などがその都度で変化していく場合もあります。日頃の感謝の気持ちを伝えるためには相手が笑顔になるような品物を選びたいですね。