しっかりとした甘みと深いコクがあるぶどうジュースは、子供から大人にまで愛されている人気の飲み物です。普段の生活の中だけでなくちょっとしたホームパーティーの時など、様々な場面で華を添えてくれる存在であるため重宝している方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなぶどうジュースから手軽に摂取できる栄養素にはどのようなものがあるのかを紹介いたします。

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ぶどうジュースの種類

ぶどうジュースと一口に言っても、使用するぶどうの種類や製法過程によって全く異なる口触り、色、味のジュースが出来上がります。使われるぶどうの品種によっては含まれる栄養価も違ってくるので、自分が好きな味、必要な栄養価に合ったものを選ぶようにしましょう。

使用するぶどうの種類別

ぶどうジュースは、赤ぶどうか白ぶどうのどちらかを原料として作っている場合がほとんどです。それぞれ、味と含まれる栄養素が違うので、その時の気分や一緒に食べるものに合わせて飲み分けてみるのがおすすめです。

赤ぶどう

赤ぶどうを原料としたぶどうジュースは、濃厚な香りとコク、優しくさわやかな甘みが特徴的です。ジュースに含まれる赤ぶどうの皮の色素の成分であるポリフェノールは、抗酸化作用があることで知られています。

白ぶどう

白ぶどうを使っているジュースは、赤ぶどうのジュースに比べて甘みが強いのですが、同時にしっかりと酸味も感じられるのですっきりとしていて飲みやすいのが特徴的です。白ブドウには、マグネシウム、カリウム、ビタミンB6などが豊富に含まれているため、むくみや免疫機能の改善をサポートしてくれます。

製法の種類別

お店で売られている果汁100%のぶどうジュースは、使用される原料の違いだけでなくストレートと濃縮還元という製法過程の違いによっても種類が分かれます。

ストレート

ストレートのジュースとは、ぶどうを絞って出てきた果汁に添加物を何も加えず低温殺菌だけ行い出荷されるので、ぶどうが持つ栄養素がそのまま入るだけでなく本来のぶどうの風味を楽しむことができます。

濃縮還元

濃縮還元タイプは、絞った果汁から水分を飛ばしペースト状にして、出荷する前に水分を加え元のジュースの状態に戻します。水分を減らす工程でぶどう本来の風味や栄養素が損なわれてしまうため、ストレートタイプのものと比べ劣る点もありますが、ほとんどの場合で値段が安くなります。

ぶどうジュースの栄養素と効能

ぶどうは、その栄養価の高さからヨーロッパでは「畑のミルク」と呼ばれています。そのため、ぶどうを原料としたジュースにもポリフェノール、ビタミン群、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれており、健康や美容にも適した飲み物です。

目の疲れの改善

赤ぶどうに含まれているポリフェノールの成分であるアントシアニンは、血液をサラサラにするだけでなく目の疲れを改善する働きを持っています。普段からスマホやパソコンを使い目を酷使する環境にいる人たちは、赤ぶどうのジュースを飲んで目を労わってあげましょう。

老化予防・肌を綺麗にする

ポリフェノールには、体の酸化を防止する抗酸化作用があり、酸化ダメージの蓄積によって起こるシミ、しわ、たるみを予防する働きがあります。このように体内での酸化を抑えることで老化や病気を防ぐ役割を持っています。

血圧を上げないようにサポートする

ぶどうに多く含まれるカリウムは、体内の塩分を調整して余分なナトリウムを体の外に排出してくれるため血圧の上昇を抑制して安定させます。また、カリウムの利尿作用によって余分な水分や老廃物を除去することができ、むくみ改善にも効果的です。

まとめ

コクのある甘みが後を引く美味しさのぶどうジュースですが、ぶどうに含まれる栄養価を効率よく体内に取り込めるだけでなく、食前に飲むことでダイエット効果も期待できます。種類が沢山あるので、味や目的ごとに自分に合ったものを選び、健康を維持するためにも積極的に毎日の生活の中で取り入れていきましょう！