ぶどうを食べる時、皮はどうしていますか。皮ごと食べられるぶどうもたくさんありますが、ちょっと分厚いものだと残してしまいがちですよね。しかし、ぶどうの皮の部分にはたくさんの栄養が含まれていて、海外ではぶどうの皮はそのまま食べるのが一般的だそうです。今回は、ぶどうに含まれている栄養分とぶどうを皮ごと食べるおすすめレシピについてご紹介していきます。

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ぶどうに含まれる栄養とは

甘くてジューシーなものが多いぶどうには、糖質以外にもさまざまな栄養分が含まれています。ここでは、ぶどうの主な栄養分を3つご紹介します。

皮にはポリフェノールが豊富に

ぶどうの皮の部分には、豊富なポリフェノールが含まれています。抗酸化作用があるポリフェノールには、細胞を老化させる原因の活性酸素を除去するはたらきがあります。ポリフェノールを摂取すれば、老化防止や動脈硬化の予防、美肌効果も期待できるでしょう。

 

ただし、ポリフェノールは皮の色が黒いほど含有量が多くなるため、マスカットなどの白ぶどうよりは、巨峰やピオーネといった黒ぶどうを選ぶことをおすすめします。

エネルギー源となるブドウ糖・果糖

ぶどうには、エネルギー源となるブドウ糖や果糖が含まれています。身体に吸収されやすい性質であり、体内で素早くエネルギー源に変化するため、疲労回復に効果的です。さらに、脳の働きに必要不可欠となるブドウ糖を摂取すれば、集中力アップも期待できます。しかし、ぶどうの糖質は比較的高めなため、糖尿病や糖質制限をしている人は食べすぎないように注意してください。

美容が気になる方にぴったりのビタミン類

美容効果が期待できるビタミンCやビタミンEも豊富です。美肌や美白効果が期待できるビタミンCは紫外線から身体を守るバリア機能を備えていて、抗酸化作用が強いビタミンEはアンチエイジングにも役立ちます。加えて、ビタミンEには血液のトラブルを解消する効能もあり、肩こりや冷え性、動脈硬化の予防にもなることでしょう。

ぶどうを皮ごと食べるおすすめレシピ

豊富に含まれるぶどうの栄養分を残さず取り入れるためには、皮ごと摂取しなければなりません。そのまま食べるのも良いですが、飽きずに摂取するためには工夫も必要です。ここで、ぶどうを丸ごと使って簡単に作ることができるおすすめレシピを3つご紹介します。

ぶどうジュース

ぶどうを丸ごとミキサーにかけてジュースにすると、皮ごと摂取することが可能です。お好きな量のぶどうを約2分間ミキサーにかければ出来上がり。舌触りが気になるならザルでこすのも良いですが、できればそのまま飲むことをおすすめします。

ぶどうジャム

たくさんのブドウが手に入った時は、ジャムにしてパンやヨーグルトなどと一緒に食べるのもおすすめです。

 

房から外した200gのぶどうの実にハサミを入れて半分にし、40～50gの砂糖と一緒にビニール袋に入れて1時間ほど寝かせます。ぶどうから水分が出てきたら、袋の上から実を潰すように揉んだ後、そのまま鍋に入れて弱火で5分ほど煮ましょう。その後いったんザルに上げて、ヘラを使ってこした煮汁に40～50gの砂糖を加えて、弱火で5～10分煮詰めれば完成です。

 

雑菌が入らないようにするには、熱いうちに保存容器に移しておいてください。

ぶどうとバナナのヨーグルトシェイク

ぶどうを皮ごと使ったヨーグルトシェイクも美味しくいただけます。ぶどう30gをしっかりと水洗いした後、輪切りにしたバナナ1本分、牛乳50㏄、無糖のプレーンヨーグルト50g、はちみつ小さじ1杯をミキサーにかけて、滑らかになるまで撹拌させます。グラスに注いで、お好みでシナモンパウダーを振りかければ、おしゃれなシェイクの完成です。

ぶどうを皮ごと食べて栄養を余すところなく摂取しよう

手軽に食べられるぶどうの栄養分を余すところなく取り入れるためには、皮ごと食べることをおすすめします。今回の記事を参考にして、工夫しながらぶどうを皮ごと食べるようにしてみましょう。