エメラルドのような美しい色合いと香水のような香りで多くの人を虜にするシャインマスカットは、糖度も高く、一粒も大きいことから、味わいも食べ応えも大満足できる果物として人気があります。しかし、その糖度やボリューム感の高さからか「食べると太ってしまうのではないか」と心配する方もまた多いようです。果たして本当でしょうか？

 

今回はシャインマスカットを食べると本当に太ってしまうのかについて、その真相を解説していきます。

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シャインマスカットは太る？

シャインマスカットは1粒当たりの糖度が高く、食べ過ぎると太ってしまう可能性があります。1粒当たりに含まれる糖質は2.5gで、カロリーは10kcaほどあるので、1房を1人で全て食べてしまうと、かなりの糖質と相応のカロリーを摂取することになってしまいます。

 

また、シャインマスカットに含まれている果糖は過剰摂取により中性脂肪を肥大させ、肥満を引き起こす可能性が高いです。後を引く味わいが特徴のシャインマスカットですが、あまり食べ過ぎないように注意したほうがよいでしょう。

食べ過ぎると下痢や便秘の可能性も？

シャインマスカットは食べ過ぎにより、便秘や下痢を引き起こす可能性が高いです。食べ過ぎることでシャインマスカットに含まれている果糖が腸内で発酵して消化不良になり、腹痛や便秘を引き起こす可能性があります。また逆に、便が緩くなり、体調不良になってしまうこともあります。

1日の適切な摂取量とは

シャインマスカットは食べ過ぎると肥満や腸内環境の悪化を引き起こす可能性があるので、1日当たり4~5粒を目安に摂取するとよいでしょう。少なく感じるかもしれませんが、成熟したシャインマスカットは1粒約8~9gとかなり大きく、糖度も約20度とかなり高いため、これぐらいの量でも十分に満足することができます。

メリットが豊富！マスカットの効能

食べ過ぎるとデメリットもあるシャインマスカットですが、その果実には栄養素が豊富に含まれており、適量を守ることで体に多くの効能をもたらすことも事実です。どのような効能が期待できるのか、具体的に解説していきます。

腸内環境の改善

シャインマスカットに含まれているペクチンは水溶性の食物繊維であり、腸内の善玉菌でもある乳酸菌を増加させ、腸内環境を整える可能性があります。また、水溶性食物繊維は便のカサ増しにもなり、便秘の改善も期待できます。

むくみの予防

シャインマスカットはカリウムの含有量が多く、体内の余分な塩分を外へ放出してくれる可能性があります。これにより体のむくみが解消され、基礎代謝が上がり、痩せやすい体質に変化させてくれる可能性が高いです。

美肌効果・アンチエイジング効果

シャインマスカットの皮には「レスベラトロール」というポリフェノールが多く含まれています。この成分には肌の老化を引き起こす活性酸素の過剰発生を抑制し、血糖値を正常にコントロールし、血流を改善する働きがあります。従って、シャインマスカットを適量摂取することでアンチエイジング効果や美肌効果を得られる可能性が高いです。

脳の活性化・疲労回復

シャインマスカットに多く含まれているブドウ糖は、脳がエネルギーとして利用できる唯一の栄養素であり、脳の活性化が期待できます。また、吸収性がとても高いので、運動などによる疲弊した体を素早く回復させる効果があります。

まとめ

食べ過ぎにより便秘や下痢、肥満などのリスクがあるシャインマスカットですが、適量を守って摂取することで、体へ様々な効能をもたらすことも事実です。糖度が高く、1粒当たりのサイズもかなり大きめなシャインマスカットは少量でも充分満足できるので、食べ過ぎに注意し、美味しく食べながらその豊富な栄養素を余すことなく頂きましょう！