シャインマスカットを持ちあげたら、枝から実がボロボロ落ちて、びっくりしたことはありませんか？このような光景を目の当たりにすると、まず疑うのは「腐っているのではないか」ということ。しかし、枝から自然と外れただけで、本当に腐っていると断定して良いのでしょうか？

 

そこで今回はシャインマスカットが腐っているかどうかの見分け方について、詳しく解説していきます。自宅にこのような状態のブドウがあったらすぐに捨てたりせず、この記事をよく読んで正しい判断の元、対応してくださいね。

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こんな状態は大丈夫？腐っているか否かの見分け方

シャインマスカットが腐っているのかどうか、疑問に思ってしまう状態として

 

• 粒に白い粉が付いている
• 粒が房から外れてしまう
• 酸味がある

 

などが挙げられます。しかし、この状態のシャインマスカットは本当に腐っているのでしょうか？その真相について状態別に出来るだけ詳しく解説していきます。

粒に白い粉が付いている

シャインマスカットの表面によく見られる白い粉状のものは「ブルーム」と呼ばれるもので、果実の脂質が表面に出てきたものです。脂質で表面を覆うことにより水分の蒸発を防いでおり、言わば「ブドウが自身の果実を守るためのバリア」のようなものになります。プルームに有害物質は含まれておらず、一緒に食べても何の問題もありません。

粒が房から外れてしまう

シャインマスカットの房を持ち上げた時に実がポロポロ落ちてしまう場合がありますが、この状態だけで腐っていると判断するのはいささか早いのではないかと思われます。房から自然と外れた実も極度の酸味や苦み、嫌な臭いや実のプヨプヨ感がなければ美味しく食べられる可能性があり、香りや実の固さ、カビの有無などをしっかり確かめてから判断したほうがよいでしょう。

酸味がある

多少酸味が出てきたシャインマスカットであれば、食べることはできます。この酸味はシャインマスカットの甘味が酸化しただけなので、極端に酸っぱかったり、苦みがあったり、ピリッとしびれるような感覚が無ければ、食べても恐らく問題ないでしょう。

こんな状態なら要注意

シャインマスカットが下記のような状態であれば、食べるのを控えたほうがよいでしょう。

 

• 不味いと感じるような酸味や渋み、刺激がある
• 白いカビが生えている
• 明らかに実と違う色に変色している
• 実が水っぽく、汁が出ている
• 腐敗臭がする

 

酸味に関しては多少であれば問題ないですが、口に入れた時に明らかに不味ければすぐに吐き出し、食べるのをやめたほうがよいでしょう。期間が経ったシャインマスカットは変色や臭い、カビの有無などをしっかり確認してから食べるようにしてください。

長持ちさせる方法はある？

常温で保存すると2～3日しかもたないシャインマスカットも、冷蔵保存することにより1週間は楽しむことができます。冷蔵保存する際は実が傷つかないように、タオルなど、柔らかい布に包んで保管してください。更に長期間保存したいのであれば、冷凍するのも一つの方法です。シャインマスカットならではの食感は失われてしまいますが、冷凍することで3週間～1ヵ月は保存することが可能です。

まとめ

シャインマスカットを始め、ブドウが腐っているかどうかの見極めは微妙なところがあり、房からすぐ外れてしまったり、実が少し柔らかくなったりしていても美味しく食べられる場合があります。しかし、口に入れた瞬間、極度の酸味や渋みが感じたら、食べるのをやめたほうが無難でしょう。

 

常温では2～3日しか持たないシャインマスカットも布に包んで保管する、冷凍するなどの手段で長期間楽しむことも可能です。特に冷凍したマスカットはまた違った食感が楽しめるので、ぜひ一度お試しください。