フルーツを選ぶ時は、「ずっしりと重い方が良い」「色が濃い方が甘い」など、チェックするポイントが色々とあります。お店に並んでいる数多くの中から選んで購入するのですから、できるだけ良いものを見極めたいですよね。そこで今回は、ぶどうを食べる時に役立つ、鮮度の良いぶどうの見分け方と保存の仕方、そして美味しく頂く方法を紹介いたします。

この記事を読むための時間：3分

美味しいぶどうの見分け方

質の良いぶどうは、色や形、実の付き具合など見た目から分かるようになっているので、お店でも簡単に確かめることができます。確認するポイントを押さえて、お店でぶどうを選ぶ際に試してみましょう！

皮の表面に白い粉が付いている

果物の表面が白っぽくなっていると、農薬などが付いているのではないかと勘違いして避けてしまいがちですが、ぶどうの場合、この白い粉は新鮮で美味しいというサインです。これは、ブルームと呼ばれる果実から分泌される天然成分で、水分の蒸発を防いだり果実を病気から守る役割を持っています。

ぶどうの皮の色を確認する

一般的に果物の皮の色は濃い方が熟していて糖度が高いと思われがちですが、ぶどうの場合は品種によって違うので注意が必要です。デラウェアや巨峰など赤系や黒系のぶどうは、皮の色が濃いと栽培状態が良く、多くのポリフェノールが含まれ、より熟していて甘いということを表しています。

 

反対にシャインマスカットやネオマスカットなど緑系のぶどうは、皮の色が薄く黄色がかっている方が熟しているサインになり、酸味が少なく良い味となっているので好みに合ったものを選ぶ際に活用してみてください。

軸が青々として太い

ぶどうの鮮度を確認するためには、果実だけでなく房の上部にある軸の色も確認すると良いですよ。茶色い軸は、ぶどうの木から切り離されてからある程度の時間が経っているため鮮度が落ちている可能性があります。反対に青々として太い軸は、新鮮で栄養分がしっかりと送られているぶどうだと考えられます。

ぶどうの実が房から落ちていない

透明のパックに詰められてお店に並んでいるぶどうの中には、ぶどうの実が房から落ちてパックの底にコロコロと転がっているものを時々見かけます。数個程度ならば問題ありませんが、もしぶどうの粒が落ちて隙間が空いている箇所が多い場合は、鮮度が低いおそれがあります。パックの上や下からのぞき込んで、房全体に大体同じくらいの大きさのぶどうの実が均等に付いているものを選ぶと良いでしょう。

美味しいぶどうの食べ方

いくらお店で新鮮なぶどうを吟味したとしても、家での保管方法や洗い方を間違ってしまうとぶどうの旨味が半減してしまいます。家で簡単にできて、よりベストな状態を保つ方法を知っておけば、甘くみずみずしいぶどうを長く楽しむことができますよ。

なるべく早く食べる

保存方法によっては、比較的長く楽しむことができるとは言え、ぶどうは日持ちしない果物なので、新鮮なうちになるべく早く食べるのに越したことはありません。一番良いのは購入してきたその日の内に、もしそれが難しいようならば2～3日以内には食べきることをおすすめします。冷凍保存をすれば、日持ちする期間がもう少し長くなり2週間程度になります。

食べる前に野菜室で冷やす

冷えたぶどうはみずみずしく食感もプリッとして美味しいので、食べる2～3時間ほど前に野菜室に入れて冷やしておくのがおすすめです。ただし、ぶどうが冷えすぎてしまうと甘さを感じにくくなってしまうため、30分ほど前から常温に置いておくと甘みも感じやすくなり冷たいぶどうを美味しく頂けます。

食べる直前に水で洗う

ぶどうは水が付くと傷みやすくなるだけでなく、皮の表面に付いている白い粉が鮮度を保つ役割をしているため、食べる直前に水で優しく洗うようにしましょう。水をはったボウルの中でぶどうを優しく転がしながら汚れを落とし、ペーパータオルで水気を拭き取ります。

美味しいぶどうの保存方法

丁寧に保存することで、ぶどうの鮮度をできるだけ落とさないようにしましょう。2～3日以内に食べきる予定であれば、くしゃくしゃに柔らかくした新聞紙やラップで包み、ビニール袋や容器に入れ密封してから冷蔵庫で保管します。

 

それ以上保存する場合は、ぶどうの枝が少し残るように一粒ずつカットして密封できるタッパーなどに入れて冷凍庫で保存します。冷蔵庫で解凍するとシャーベット状のぶどうになり暑い夏の日のおやつとしてぴったりです！

まとめ

ぶどうは、いくら新鮮なものをお店で選んだとしても、皮が薄くデリケートな果物であるため保存や水洗いの方法1つで味が変わってしまいます。今回紹介した美味しいぶどうの見分け方や食べ方を実践してみてぶどうが持っている本来の自然の甘さや食感を楽しんでみてください！