甘くてプリッとした食感が美味しいぶどうは好きなのに、皮を剥くのが面倒で買うのをやめてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。特に粒が小さいデラウェアなどの品種になると一つ一つ皮を剥かなければならず手間と時間がすごくかかりますよね。今回は、そのような皮むきが面倒くさくてぶどうを買うのを躊躇している方に向けて、ぶどうの皮をスルっと簡単に剥けるようになるコツと方法を紹介します。

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ぶどうの皮を簡単に剥くコツ

簡単にぶどうの皮が剥けるようになる秘訣は、皮を剥く方向にあります。実を房から取ると皮が一部だけ丸く破れるので、その部分に爪を入れて皮を剥く人が多いと思われるのですが、そうすると皮が途中から細くなり途切れてしまい最後まで綺麗に剥くことができません。

 

しかし、反対側のツルっとした部分に爪を入れて皮をつまみ、ぶどうの頭の方に向かって剥くと実に皮が残りにくく最後までしっかりと剥くことができます。ぶどうのお尻部分はツルツルとしているので、ナイフなどを使い軽く切れ目を入れるとより剥きやすくなります。

ぶどうの皮を簡単に剥く方法

小さなぶどうの皮を一つずつ指で剥いていくのは根気のいる作業になります。しかし、ぶどうを温める・冷やすなど、簡単なひと手間を加えるだけで、ぶどうの美味しさを変えることなく、面倒な皮むきを楽に行えるようになる方法があります。

湯むきをする

ぶどうの皮むきを簡単に行う方法としてよく知られているのがぶどうの湯むきです。まず始めに房からぶどうの実を取り水でよく洗います。お鍋にすべてのぶどうが浮くのに十分な量の水を入れて沸かし、沸騰したら洗ったぶどうの実を入れます。15～20秒ほどたったらすぐにぶどうの実をお湯から上げ、流水や氷水につけて冷やしましょう。

 

ぶどうの大きさによって茹でる時間に若干の差があるのですが、茹で過ぎてしまうと皮が剥きにくくなるだけでなくぶどうの旨味も損なわれてしまいます。このように茹でて冷やすだけで皮が自動的にパックリと割れるようになり、簡単に実を取り出せます。

冷凍する

お湯や氷水を準備するのも面倒だという方には、ぶどうを冷凍庫に入れて凍らせる方法がおすすめです。やり方は、ぶどうを房から取り外しフリーザーバッグに入れ、そのまま冷凍庫に入れるだけです。食べたい分だけ冷凍庫から取り出したら流水でサッと洗いお皿に盛りつけ、口に運ぶ時に手の温度で皮の表面を解凍させれば、軽く押すだけで皮からぶどうの実がツルっと出てきます。

 

果汁もあまり垂れず手が汚れにくくなるだけでなく、ひんやりとしたぶどうの実を楽しめ、暑い日にぴったりのおやつになります。

爪楊枝を使う

爪楊枝を使う方法は、お湯を沸かすのは面倒だけれど買ってきたぶどうをすぐに食べたいという方におすすめです。ぶどうの実を房から取る時にできる小さな穴から爪楊枝を差し込み、ぶどうの皮と実の間の空間に沿ってぐるりと一周させます。

 

ぶどうの下の部分を指でつまむと上から実が出てくるので、手を汚すことなく簡単に食べられます。また、お湯を沸騰させたりぶどうを凍らせたりする手間や準備時間がかからないのが、最大のメリットです。

ぶどうを美味しく食べるコツ

ぶどうの皮は、粒のお尻部分から頭に向かって剥くと綺麗に剥けるという話を紹介しましたが、実は、ぶどうを美味しく頂く際にも「食べる方向」が重要になってきます。ぶどうの実は茎に近い部分が先に熟し始めるので、房の上部にある実の方が下部にあるものよりも甘みが強く美味しいです。房の下から上に向かって食べていけば、糖度が段々と高くなり美味しく食べられます。

まとめ

ぶどうの皮を剥きやすくしたり美味しく食べるのに「方向」が重要になるとは驚きです。このような豆知識だけでなくぶどうの皮むきを簡単に行える方法を知ることで、より一層ぶどうを美味しく食べられるようになるのではないでしょうか。ぶどうは好きなのに皮むきが面倒で食べるのを避けてきたという方は、ぜひ一度試してみてください！