腸内環境を整えてくれる食物繊維や豊富なビタミン群などの栄養素を含む果物は、ダイエットにおいて一目置かれる存在となっています。その中でも、バナナやリンゴは置き換えダイエットによく使われ有名ですが、実はぶどうも優秀なダイエットフルーツとして知られています。

 

そこで今回は、ぶどうの栄養素の中で特にダイエット効果が期待されるものは何か、そして1日に食べると良いぶどうの量とダイエットに効果的な食べ方を紹介します。

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ぶどうの栄養素とダイエット効果

ダイエットに適したフルーツは数多くありますが、ぶどうはその中の1つとして注目を浴びている存在です。ヨーロッパでは「畑のミルク」とまで呼ばれているぶどうに含まれる栄養素にはダイエット効果や美容効果が期待されています。

クエン酸

お酢やレモンにも含まれるクエン酸は、新陳代謝を高めたり血流を良くする働きがあります。血流が改善され体温が上がり基礎代謝が高まると、普段の生活の中での脂肪燃焼が増えるため、痩せやすい体質になるのでダイエットにとても効果的です。

ビタミン群

タンパク質の分解を助けるビタミンB6、美肌効果や免疫力を高めるビタミンC、体内の脂質の酸化を防ぐビタミンE、炭水化物などの糖質の代謝を促進するビタミンB1など、ぶどうに含まれるこのような豊富なビタミン群は、体の中に脂肪を溜め込みにくくする働きを持っています。

カリウム

ぶどうに含まれるカリウムには利尿作用があり、体の中に溜まっている水分の他にナトリウムを体外に排出するためむくみを解消する作用があります。むくみが無くなるとまぶた、太もも、ふくらはぎなどがスッキリして見た目にも大きな変化が出てくるのでダイエットのやる気につながるでしょう。

ポリフェノール

血糖値が急に上がるとインスリンが過剰に分泌されるため、体に脂肪が溜まりやすくなるのですが、ポリフェノールはそのような血糖値の急激な上昇を抑えてくれる効果があります。このようにインスリンの過剰な分泌を抑えられるので、太りにくい食事のとり方を実践できます。

鉄分

ヘモグロビンの成分となっている鉄分が不足すると、血流が悪くなり、その結果基礎代謝が低くなるため太りやすい体質になってしまいます。また、体内のすみずみまで酸素を運ぶことができなくなり、めまいやたちくらみなどの症状が現れます。

ぶどうのカロリーと糖質

ぶどうには、ピオーネやシャインマスカットなど様々な種類があるので、その品種ごとに若干の違いはありますが、一般的にぶどう100gあたりカロリーが59kcal、糖質量は15.2gとされています。この数値は、ダイエットにおすすめのフルーツであるキウイ（51kcal、糖質9.6g）やいちご（31kcal、糖質7.1g）と比べて、カロリーはあまり変わらず、糖質量は高めだと言えるでしょう。

 

いくら優秀なダイエットフルーツだとはいえ、糖質が多めなので食べ過ぎると太りやすくなってしまいます。一日の摂取量には気を付けながら、ダイエットに有効活用できると良いですね。

ダイエットに効果的なぶどうの摂取量と食べ方

ぶどうに含まれる栄養素を見るとダイエットに向いているフルーツだということが分かります。しかし、いくら良い果物だとしても食べ過ぎには要注意です！ダイエットにおすすめの摂取量と食べ方を知り、期待される効果が十分に発揮されるようにしましょう。

ダイエット時に食べられるぶどうの量

カロリーはそこまでですが、他の果物と比べ糖質が高いため、ぶどうを食べる時は摂取量に気を付けなければいけません。1日の摂取目安は200gほどで、粒が大きいピオーネやマスカットの場合は10～15粒程度、粒の小さなデラウェアは1房程度となります。ぶどうには整腸作用もあるため、ぶどうを食べ過ぎたり多くの水分と一緒に食べるとお腹を壊す恐れがあります。

ダイエット時におすすめのぶどうの食べ方

多くの果物や野菜と同じように、ぶどうも皮の近くに栄養素が沢山含まれています。そのため、ダイエットに効果的なぶどうの栄養価を摂取するには、そのまま皮ごと食べるのがおすすめで、血糖値の急な上昇を抑える働きもあるので、食時の30分前に食べるのが効果的です。

 

また、ぶどうにはエネルギー源になる果糖、疲労回復効果が期待されるクエン酸、酒石酸などが含まれているため、運動の前後や勉強中の間食として食べるのも良いですよ。

まとめ

甘くみずみずしいぶどうは、美味しいだけでなくダイエットにも効果的な果物です。血流を良くして基礎代謝を上げたり脂肪が体内に溜まりにくくなるなど、健康的な体質に改善することでダイエットの効果が出てくるため、安心して続けられます。毎日は難しくてもぶどうを意識して取り入れて、健康的なダイエットを始めてみましょう！