入院中にいただいた身内からのお見舞い。身近な人だからこそ、感謝の気持ちはしっかり伝えたいものです。しかし、お見舞いのお返しとして考えると、「身内の場合のお返しは必要だろうか？」と迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。そこで今回の記事では、身内へのお見舞いのお返しについて詳しく説明します。

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身内へお見舞いのお返しはした方がいいの？

基本的なマナーとしては、身内であってもお見舞いのお返しは何らかの形でしたほうがよいとされます。ただし、両親や同居している家族の場合、形式どおりのお見舞いのお返しを贈ることで余計に気を遣わせてしまうこともあります。関係性によっては、必ずしもお見舞いのお返しとしてギフトを贈る必要はありません。感謝の気持ちを伝える方法は様々なので、状況をみて判断しましょう。

 

しかし、例え身内であっても義理の親の場合や遠方の親戚などの場合は、きちんとお返しをして感謝の気持ちを伝えておく方がよいとされています。先方から「気を遣わないで」と言われていても甘えずに、礼節をわきまえてこちらの気遣いを表しましょう。その方が、今後のお付き合いがスムーズになります。

身内にお見舞いのお返しをする際の相場とは

一般的な相場と同様に、いただいたお見舞いの3分の1～半額程度を考えることが基本です。特に義理の両親や、血縁関係のない親戚に対しては一般のお見舞いのお返しと同様に考え、マナーに則ってお返しを贈るようにしましょう。ただし、親しい身内からのお見舞金は入院費の援助という意味合いで高額な場合があります。その場合は、主旨を汲み取るという意味合いからお返しが3分の1以下でも失礼には当たりません。しかし、金額に関わらず親しい間柄であっても感謝の気持ちは何らかの形で表すようにしましょう。

身内にお見舞いのお返しをする3つの方法

身内に対してのお見舞いのお返しは、相手との関係性に合わせて行いましょう。ここでは、身内へのお返しの方法について紹介します。

①まずは回復が一番のお返しと考える

実の両親や同居の家族などの親しい身内に対しての一番のお返しは、まずは本人がしっかり回復して元気になることです。特に長期間入院して心配をかけた直後などは、形式どおりのお返しを贈られると相手にかえって心配をかけることがあります。親しい身内に対しては、まずはしっかり療養して回復している姿をみせることが大切です。そのうえで、感謝の気持ちを伝えた方が相手も安心するでしょう。どうしてもお見舞いのお返しをしたいという場合は落ち着いてから準備しても問題ありません。

②快気祝いの食事会に招く

回復した報告とお見舞いのお返しを兼ねて、身内を招いて快気祝いの食事会を開くという方法もあります。心配してくれた相手と顔を合わせ、元気になった姿を見せることで安心してもらえますし、お礼の言葉を直接伝えられるのもよいところです。食事会は自宅で開いたり、レストランを予約したりなどさまざまな方法があります。当然、準備をする際は自分の体調に無理のないように行うのがポイントです。

③一般的なマナーに則りお返しの品を贈る

身内であっても礼節をわきまえておきたい相手には、一般的なマナーに則ってお返しの品を贈りましょう。「病気や怪我を残さない」という意味合いから、後に残らないものを贈るのが一般的です。身内の場合は相手の好みがわかりやすいことも多いので、感謝の気持ちと共に相手の好みに合わせたギフトを贈るとよいでしょう。

身内からにお見舞いのお返しは無理なく臨機応変に

身内といっても関係性は様々です。お見舞いのお返しは相手との関係性に合っていて、感謝の気持ちが伝われば相場は関係ない場合もありますが、適切な方法で無理せず臨機応変に感謝の気持ちを伝えましょう。