年老いた自分の姿を鏡越しに見て、がっかりしたことはありませんか？肌や髪の毛の老化はある日突然やってくるものですが、食生活を改善し、抗酸化作用効果や糖化予防効果が高い食べ物を毎日の食事に取り入れれば、潤いのある、若々しい肌を取り戻せる可能性が高くなります。

 

今回はアンチエイジング効果が高い食べ物をご紹介しますので、ご興味のある方はぜひ参考にして下さい。

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老化の原因とは？

アンチエイジング効果が高い食べ物を知る前に、まずは老化の原因について、理解しておきましょう。肌や髪の毛が老化する原因は、活性酸素による体の「さびつき」や、糖化による体の「こげつき」、長寿遺伝子の活動の鈍化などです。

活性酸素による体のさびつきとは、病原菌やウイルスから体を守る活性酸素が必要以上に発生し細胞を傷つけてしまう現象で、紫外線や喫煙のほか食品添加物の過剰摂取などで起こります。

 

一方糖化による体のこげつきとは、体内で余った糖質が骨や血管のたんぱく質と結び付き劣化を引き起こす現象です。また、長寿遺伝子の活動が鈍ると活性酸素が蓄積され、壊れた細胞が修復できなくなります。

これらの現象が食品添加物や糖質、脂質が多く含まれるスナック菓子やジュースなどの過剰摂取によって引き起こされる可能性は高いです。普段の食生活と老化との関連性はかなり密接なものになります。

アンチエイジングな食生活とは

体を老化させないためには、体内の酸化や糖化を防止し、長寿遺伝子が活性化するような食生活にシフトチェンジしていくことが重要です。このことにより細胞が活性化され、常に潤いのある肌や髪の毛を維持することができます。そのためにまず意識しなければならないのが、3度の食事を腹8分目に抑え、満腹にしないこと。体が酸化する原因となる活性酸素の発生を減らす長寿遺伝子は空腹時にのみスイッチが入り、1日のカロリー摂取量を推定エネルギー必要量の7割～8割に抑えることで活性化されることがわかっています。

 

これにより体内の細胞は常に新しく生まれ変わり、老廃物除去やシミやシワの防止も期待できます。また、腹8分目を心がけることで必要以上の糖質摂取の心配もなくなり、糖化による細胞の劣化も防ぐことが可能です。

アンチエイジングに良い食べ物について

より高い効果を得るためには、次の食べ物の摂取を特におすすめします。

野菜、キノコ類

野菜やキノコ類にはアンチエイジングに必要なビタミンやミネラルが豊富です。特に抗酸化作用が高く、美肌効果が期待できる野菜として、βカロテンが豊富に含まれるニンジンや、リコピンが多く含まれているトマトなどがあげられます。また、食物繊維が豊富なイモ類や海藻類、キノコ類などは糖化予防が期待できます。

肉、魚、卵

肉、魚、卵などから摂取できる動物性たんぱく質はコラーゲンの原料となるアミノ酸が多く含まれており、肌にハリや潤いをもたらします。また、主成分のほとんどが「ケラチン」というタンパク質である髪の毛にとって動物性たんぱく質は必要不可欠な栄養素です。

ナッツ類

ナッツ類は血行を促進し新陳代謝を活発にするビタミンEや、美肌や発毛を促進するミネラルの含有率が高い植物性たんぱく質を多く含みます。但し、脂質も多いので、摂取のし過ぎには注意しましょう。

大豆や大豆製品

大豆や豆腐、豆乳などに含まれる大豆イソフラボンは抗酸化作用が高く、肌の老化防止に効果的です。また、女性ホルモンのエストロゲンと似た性質があり、肌や髪の毛にツヤやハリ、潤いを与えます。30歳過ぎたあたりからエストロゲンの分泌が減り始める女性にとって、大豆イソフラボンは若さや女性らしさを保つことができる貴重な栄養素になります。

発酵食品

ブドウに含まれるポリフェノールや大豆に含まれるフラボノイドなどの抗酸化物質は、ワインや納豆などの発酵食品に加工することで体に吸収しやすくなります。また、発酵食品を積極的に食生活に取り入れることで腸内環境が改善し、健康的な肌を保つことが可能です。

アンチエイジング効果がある食べ物を摂取しよう

肌や髪の毛をいつまでも若々しく、美しい状態で保つためには今一度食習慣を見つめなおし、毎日の食事に取り入れる食材をアンチエイジング効果が高いものに変えていくことが重要です。また、いろいろな栄養素をバランスよく摂取できるような献立も意識してみて下さい。