「さつまいもを買ったけど、いつまでに食べれば良いの？」と悩んだことはありませんか？また、どうやって保存すれば良いのかわからない方も多いはず。この記事では、多くの人の頭を悩ませるさつまいもの保存期間と正しい保存方法について紹介します。「これはもう食べられない」という傷んだ状態の見分け方も紹介するので、さつまいもが好きな方や料理に使いたいと思っている方はぜひチェックしてみてください。

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さつまいもの保存期間は3ヶ月以上？

さつまいもの保存期間は数日間？それとも3ヶ月以上持つのでしょうか。実はさつまいもの保存期間は、常温・冷蔵・冷凍の保存方法によって異なります。それぞれ見ていきましょう。

常温保存の場合

常温保存の場合、きちんと保存すれば3ヶ月〜半年ほど保存可能です。むしろさつまいもは収穫してすぐよりも、しばらく置いて「追熟」させた方が甘みが増して美味しくなります。ただし、傷が付いているさつまいもは早めに消費するようにしましょう。

冷蔵保存の場合

冷蔵保存の場合は、長くても1週間以内に食べ切ることをおすすめします。スーパーで買ったさつまいものほとんどが洗浄済みであり、洗浄したさつまいもは傷みやすいので冷蔵保存が最適です。しかし、さつまいもは「​​低温障害」を起こしやすい代表的な野菜で、寒さが苦手。冷蔵庫での長期保存には向いていないのです。

冷凍保存の場合

さつまいもは冷凍保存も可能で、保存期間は2〜3週間です。冷蔵保存よりも管理しやすくなります。洗って水気をきって生のままでも、加熱調理した後でも冷凍保存可能です。

さつまいもの正しい保存方法

それでは、さつまいもをできるだけ保存期間いっぱいに持たせるにはどう保存すれば良いのでしょうか。基本的な保存方法から、カットや加熱したさつまいもの場合の保存方法まで紹介します。

基本は洗わずに常温保存！

さつまいもの最適な保存方法は、土が付いたまま洗わずに常温保存です。さつまいもは水に弱く、濡れると傷みやすくなります。また、土が付いていることで温度変化や湿度を抑えられるため、洗わないままの方がより長持ちするんです。そのまま新聞紙で包み、風通しの良い暗所に置いて保存しましょう。さつまいもの保存に最適な温度は、13〜16℃だと言われています。

カット済みのさつまいもの場合

カットしたさつまいもを保存する場合は、冷蔵または冷凍保存が最適です。2〜3日で使い切る場合は、タッパーで水にさらしたまま冷蔵庫へ。3日以上保存したい場合は、水分をしっかり切って保存袋などに入れて冷凍庫へ入れましょう。

加熱したさつまいもの場合

焼いたりふかしたりして加熱したさつまいもは、冷蔵または冷凍保存が最適です。カット済みの場合と同じく、3日前後で食べ切るならラップなどで包んで冷蔵庫へ。3日以上保存したい場合は、よく冷ましてから保存袋に入れて冷凍庫で保存します。離乳食用のペーストやマッシュしたさつまいもも冷凍保存可能です。

状態の見分け方・傷んでいる3つのサイン

腐ったさつまいもを食べると下痢や嘔吐などの症状が出ることがあるので、状態を見極めることも大切です。傷んでいるさつまいもの代表的な3つサインを紹介します。

カビや黒い変色がある

しばらく置いていたさつまいもは、カビが生えてしまうことがあります。カビにも色々な種類がありますが、特に「黒カビ」は毒性が強いため、黒カビが生えたさつまいもは食べられないと考えましょう。しかし、さつまいもに含まれる「ヤラピン」という食べられる成分が空気に触れて黒く変色しているだけという可能性もあるので、注意して見てみてください。

ふにゃふにゃ・グニョグニョで柔らかい

触ってみると、ふにゃふにゃ・グニョグニョと柔らかくなっていたり、水分が抜けてスポンジのような感触だった場合は、腐っている可能性があります。カビが生えていなくても食べるのを避けて処分しましょう。

異臭がする

酸っぱい匂いなどの異臭がする場合は、さつまいもが傷んでいる可能性が高いです。また、腐敗臭がする場合はカビ臭い場合も注意しましょう。

さつまいもは保存期間内に美味しく食べよう

さつまいもの保存期間と保存方法について紹介しました。洗わずに風通しの良い暗所で常温保存すれば3ヶ月〜半年ほどの長い保存も可能です。土が付いたまま洗わずに保存した方が良いというのは意外だった方も多いのではないでしょうか？保存方法を使い分けながら、保存期間内に美味しく食べ切れるように工夫してみてくださいね。