青い空、白い雲、そしてキンキンに冷えたビールやコーラ。アウトドアシーズンにはバーベキューで、香ばしく焼けた肉と冷たいドリンクを楽しみたい、という人は多いことでしょう。

ですが暑い盛りになると、中々飲み物が冷えず、やっと飲み頃と思ったらもう火が消えそうになっていた。そんな経験はありませんか？

この記事を読めば、特別な持ち物がなくても、時短で飲み物を冷やす方法がわかるんです！　災害時にも役に立つので、覚えておくと便利ですよ。

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家にあるものでカンタンに！バーベキュー中に飲み物をしっかり冷やす方法はこの3選

第一にご紹介するのは、飲み物をバーベキュー中にしっかり冷やす「裏ワザ」。用意するのは「氷」と「水」だけで、特別な道具は一切必要ありません。さらに一手間アレンジを加えれば、冷凍庫がなくても氷点下までしっかり冷やせますよ！

冷やし方を応用すれば、やけどや脱臼などケガの応急処置にも使えるので、ぜひ覚えておきましょう。

「氷」と「水」を入れれば冷蔵庫並みの保冷力

クーラーボックスに飲み物を入れたら、水をボックス縁の少し下くらいまで注ぎ、最後に氷をたくさん浮かべましょう。

これには「熱伝導」という現象を利用しています。水よりも冷たい氷が溶けるとき、水（と飲み物）の温度を奪っていくので、ボックスの中が等しく冷たくなるのです。

春から夏にかけては、市販の製氷皿に半分～1皿くらいの氷を入れると、レストランのお冷やのように冷え冷えに！

塩水＋氷でぬるいジュースもキンキンに

「冷凍庫から出したてぐらいの冷え冷え炭酸を、バーベキューで味わいたい！」

そんなあなたは、クーラーボックスに張った水に、塩を溶かせるだけ溶かしてみてください。水は塩や砂糖などを溶かすと、凍る温度（融点）が0℃を下回ります。その量が増えるほど融点も下がるのです。

限界まで塩を入れた塩水に氷を浮かべれば、氷点下まで水の熱が奪われ、手が痛くなるほど冷たい氷水のできあがり。

ぐるぐるかき回して冷却スピードアップ

さらに、急いでいるときは氷水に手を突っ込んで、ぐるぐるかき回すと早く冷えます。先ほどと同じ「熱伝導」の応用で、氷の冷気を水全体に伝えることができるからです。

沸き立てのお風呂に入るとき、手でお湯をかきまぜて冷ますのも同じ理屈。うだるほど暑い日にはぜひ試してみてくださいね。

冷凍食品で代用して荷物を節約

余談ですが、氷の代わりに冷凍食品・凍らせた飲み物をクーラーボックスに入れると、荷物の節約になります。脱水症状予防に凍ったスポーツドリンクもいいし、冷凍野菜なら、肉や魚の切り身とホイルで包んで焼いてもおいしそう！　ちなみに筆者おすすめは、ボックスの外に出しておけばすぐ食べられる冷凍枝豆です。

クーラーボックスを使い分ければ冷たさも長持ち

第二に、クーラーボックスの選び方を知りましょう。

飲み物をよく冷やしておきたいと思っても、氷水を張るだけでは限界があるもの。さらにバーベキューでは飲み物に加えて、食材をよく冷やして保存しないと、すぐに雑菌が繁殖してしまいます。

そこで「参加人数」と「日にち」に注目しましょう。適したボックスをすぐに絞り込めます。

サイズ編：大きさは「人数」で

まずはクーラーボックスの容量から。これはバーベキューの「参加人数」をもとに判断できます。食材と飲み物と、それぞれを入れる量で検討しておきましょう。
参加者が飲むドリンクの本数は、大人なら500mlの飲み物を3～4本と、夏場を想定して多めに勘定しましょう。

なおこれらは全て、泊まりがけでのバーベキューを想定し、最大で大人4～5人が参加するものとします。日帰りなら参加人数よりも1サイズ下げても十分でしょう。　敢えて大き目のボックスに、凍らせた飲み物と食べ物を一緒に入れて持っていくと、荷物を節約することもできます。

種類編：バッグかボックスかは「時間」次第

続いて、問題になるのはクーラーボックスの材質。プラスチックや発泡スチロール製の箱（ハードタイプ）と、大きめの保冷バッグ（ソフトタイプ）の2種類に大別されます。一般にハードタイプの方が長く保冷できますが、ソフトタイプはカラになったら、丸めてしまえるのでかさばりません。

飲み物に関しては、泊まりがけのキャンプでバーベキューをするなら、じっくり保存できるハード、日帰りならソフトにすると良いですよ。なお食材は腐らないよう、必ずきちんとしたハードタイプのボックスに入れましょう。簡素なクーラーボックスでは少し不安があります。

まとめ

バーベキューやキャンプで、すぐに飲み物を冷やすためには、次の3点を押さえましょう。

• 塩水に氷を入れるとよく冷える
• 冷食の袋や凍ったペットボトルを保冷剤の代わりに
• クーラーボックスの材質と大きさは参加人数で判断

近年は猛暑日が続くことも多いので、野外で遊ぶ日には覚えておきたいですね！