魅力ある返礼品が受け取れるふるさと納税は人気の制度です。中には同じ自治体で寄付したい方もいらっしゃるかと思います。そこで疑問に浮かぶのが、また同じ自治体でふるさと納税は出来るの？最初と違う商品だったら申し込めるの？ふるさと納税を上手く活用するうえで、注意点やメリットを詳しく解説します。今後も活用したい方、これからの方、どちらも必見です。

この記事を読むための時間：3分

同じ自治体にまた申し込んでも大丈夫なのか？

ふるさと納税は、年収や条件によって控除される上限額が決まっていますが、自己負担の2,000円を差し引いた合計金額が、翌年の住民税や所得税の控除に繋がります。

ふるさと納税は魅力的な返礼品が多く、申し込みをするたびにワクワクして待っている方も多いのではないでしょうか。

 

また、自治体から素晴らしい返礼品を貰うと、同じところにもう一回寄付をしたい！違う返礼品も欲しい！となる方も多いと思います。

では、1年間（1月〜12月）同じ自治体に何度も寄付を申し込んで大丈夫なのでしょうか？

結論から言うと、1年間で同じ自治体に何度もふるさと納税しても大丈夫です。

 

・ふるさと納税した自治体で寄付できる上限額を使い切りたい

・同じ自治体の違う商品を貰いたい

・違う自治体も気になるけど応援したい地域なので、また同じ自治体から返礼品を受け取りたい

 

この場合、追加で納めた金額は税金から控除されます。

ただし、いくつか注意点もあるのでしっかり把握したうえで寄付の申込みを行うことが必要です。

同じ自治体に複数回申込するときの注意点

ふるさと納税は、寄付の制限回数はなく1年間に複数回、寄付をすることが可能です。

ただし、2回以上のふるさと納税を行うときに注意しなくてはいけないこともあります。

寄付できるからと安心していると、思わぬところで足元をすくわれるかもしれません。

そうならないためにも、ここで注意点をしっかり理解しておきましょう。

ワンストップ申請をする方は寄付する度に申請書が必要

同じ自治体に繰り返しふるさと納税を行いたい場合、前の申請書が次に繰り越されることはありません。

ワンストップの申請ごとに書類が必要となります。

ワンストップ特例制度で必要になる書類は以下の通りですが、必要書類も申込みごとに繰り返し送ることになります。

 

・ワンストップ特例制度申請書

・本人確認書類

この2点を申込みのたびに送ります。

1回目の寄付で違う商品も選べば申請は1回でOK！

何回も書類を送るのは正直手間だなと感じている方は、1回の寄付で違う商品も申し込むことができます。

1回の提出で受け付けてもらえるので、まとめて注文をすれば、ワンストップの申請書、本人確認の書類はこの場合、違う商品を一緒に選んでも「1寄付」となります。

返礼品が1回しか貰えないケースとは？

自治体によっては、返礼品が1回目しか貰えないケースがあるので注意しましょう。

2回目以降も返礼品目的で寄付したのに、受け取れなかったというトラブルは避けたいところです。

寄付のシステムは自治体でも様々なので、しっかり確認することが必要になります。

 

また、2回目以降に返礼品は貰えなくても寄付金自体は送ることが可能で、住民税、所得税の控除はしっかり受けられます。

もし、返礼品が貰えなくても応援したい！という自治体があれば、同じ自治体に繰り返し納税を行う形で貢献することができます。

2回目以降も返礼品を受け取るためには

次も同じ自治体で返礼品を受け取りたい場合は、事前に問い合わせや確認をする必要があります。

 

・ふるさと納税担当の部署に電話をする

・ふるさと納税サイトで確認、もしくはメールで問い合わせをする

上記2つの方法になります。

ふるさと納税サイトでは返礼品についての情報を載せている自治体が多くあるので、大体はふるさと納税サイトで確認することができます。

同じ自治体にふるさと納税をするメリット

同じ自治体でふるさと納税を行うと、以下に記載のメリットが受けられます。

 

・2回以上の寄付を同じ自治体で行っても「1自治体」としてカウントされる

このメリットは「ワンストップ特例制度」で受けられるもので、自営業や個人の方が行う「確定申告」では受けることができませんので注意しましょう。

ワンストップ特例制度は、会社員、派遣社員、アルバイトなど給与所得者のために設けられた制度で、「5自治体」までなら1年間で何度も納税することができます。

 

2回目以降も同じ自治体で寄付をした場合、寄付をした回数ではカウントされず「1自治体」の扱いになります。

5自治体、すでに申込み済みの方なら、寄付をした自治体で選び申込みをすることができます。違う商品を選べば同じ自治体であってもふるさと納税のルールの枠内で利用できます。

まとめ

同じ自治体でふるさと納税を何回もできるのか？についてお伝えしました。

同じ自治体でも複数回の申込みが可能で、1度目の寄付で違う商品とまとめて申し込むこともできます。もし、同じ自治体で再度ふるさと納税を行いたい方は、ここで伝えた注意点に気を付けてふるさと納税を行ってください。