さつまいもには食物繊維が豊富に含まれているので、ダイエット中のおやつに適しているようなイメージがありますよね。手軽に食べられるさつまいも食品といえば干し芋が挙げられますが、干し芋はダイエット中の食べ物として適しているか知りたいという方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、干し芋の栄養成分や干し芋を取り入れたダイエットのメリット、注意点などについて解説していきたいと思います。

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干し芋のカロリー・栄養成分は？

まず、干し芋のカロリーや栄養成分についてご紹介します。

干し芋は高カロリー・高糖質

干し芋100gあたりのカロリーは約300kcal、糖質は約65g。白米のカロリーが100gあたり約168kcal、糖質が約36gであることを考えると、干し芋は高カロリー・高糖質であることがわかります。干し芋は乾燥させることで栄養成分が凝縮しているので、100gあたりのカロリーや糖質量はどうしても高くなってしまうのです。

干し芋はGI値が低い

カロリーや糖質量だけで見ると一見ダイエットに不向きなように思える干し芋ですが、注目すべきはGI値です。GI値というのは摂取後の血糖値の上昇を数値で表したもので、低いほどダイエットに向いていると言われています。干し芋のGI値は55で数値としては低め。GI値が低いほど血糖値が上がりにくくなり、太る要因になりにくいので、干し芋はいカロリーや糖質が高めでもダイエットに向いている食品と言えるのです。

食物繊維が豊富

干し芋の栄養成分で特筆すべきポイントはもう一つ、食物繊維の豊富さが挙げられます。干し芋100gあたりに含まれる食物繊維は約6gで、これは一日に必要な食物繊維の約3分の1に相当する量。食物繊維は便秘の予防や改善に適しているだけでなく、腹持ちが良いことで食べ過ぎを抑える効果も期待できるため、ダイエット中でも積極的に摂取したい栄養成分です。

カリウム・マグネシウムが豊富

干し芋には、カリウムやマグネシウムといったミネラルも多く含まれています。どちらも人体に必要なミネラルですが、カリウムはむくみを取るための水分調節に欠かせない栄養素です。一方のマグネシウムは体内のさまざまな代謝を助ける機能を持っており、人体に欠かせないミネラルの一種。どちらもダイエット中に不足しがちな栄養素なので、効率的に摂取できる干し芋はダイエット中におすすめの食品と言えるでしょう。

ビタミンもしっかり含まれている

干し芋には、ビタミン類もしっかり含まれています。さつまいも自体にも含まれていますが、乾燥させることで栄養が凝縮されているためより効果的に摂取できるのが嬉しいポイント。代謝をサポートしてくれるビタミンB2や抗酸化作用があるビタミンE、抵抗力を高めてくれるビタミンCなどが含まれています。

干し芋ダイエットのやり方

干し芋はダイエット中に摂取する食品として優秀であることがわかりましたが、干し芋だけを食べていればいいかというとそうではありません。健康的に痩せるためにはバランスの良い食事を心がけるのが一番。ダイエット中に干し芋を取り入れるなら、おやつや間食を干し芋に置き換えたり、運動前後のエネルギー補給に摂取するのがおすすめです。また、食事の前に干し芋を少量摂取して食べ過ぎを防ぐという方法も効果的。

干し芋ダイエットのメリット

ダイエット中に干し芋を取り入れるメリットは、積極的に摂取したい栄養を効果的に摂取できるという点です。また、ダイエット中に食事の量自体を抑える場合どうしても便秘がちになってしまうものですが、干し芋には食物繊維が豊富に含まれているため便秘の改善に役立つというのもメリットと言えるでしょう。

干し芋ダイエットの注意点

ダイエット中に干し芋を食べる時は、食べる量や時間に注意が必要です。体に嬉しい栄養素が含まれているとはいえ、干し芋は高カロリー・高糖質なため、食べ過ぎは厳禁です。一日に2～3枚程度に抑え、就寝前に食べることは控えた方がいいでしょう。

食べる量・時間に注意して干し芋を上手に取り入れよう

甘くておいしい干し芋は、ダイエット中に食べる食品としてとても優秀です。低GI食品なのでおやつとして食べても菓子類などに比べれば太りにくく、少量で満腹感が得られるのも嬉しいポイント。食べ過ぎには注意が必要ですが、運動前後や間食などに上手に取り入れてみてくださいね。