干し芋の魅力とは?優しい甘さの秘密や作り方、形による違いもご紹介
自然な甘さが美味しい干し芋は、ヘルシー志向の方にも人気のおやつですよね。ちょっぴり懐かしいイメージもありますが、子供からお年寄りまで安心して食べられる、栄養たっぷりの優れた食品です。この記事では、そんな干し芋の魅力とはどんなところにあるのか、また、干し芋を作る工程や形による違いなどについて深掘りしてみたいと思います。
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目次
干し芋の魅力とは?
ほっこりする甘さに癒される干し芋ですが、その魅力はどこにあるのでしょうか?
①自然の甘さが濃縮された深みのある味わい
干し芋の魅力は何と言っても自然の甘さがギュッと濃縮されたような深みのある味わいです。洋菓子のような華やかさはありませんが、干すことで天然の素材そのものの甘さが濃縮され、素朴ながらも奥行きのある味を生み出しています。しっかり甘みは感じつつもしつこい甘さではないので、ついもう一つと手が伸びてしまう不思議な魅力がありますよね。
②栄養価が高い
干し芋は甘くて美味しいだけでなく、栄養価が高いというのも大きな魅力。サツマイモといえば食物繊維が豊富というイメージがありますが、干し芋は乾燥させることで他の調理法よりもさらに食物繊維の含有量が高いのが特徴です。また、体内の余分な塩分の排出を促す働きがあるカリウムやマグネシウム、リンなどのミネラル、さらにビタミンB1やビタミンE、ビタミンCも豊富。
③子供から大人まで安心して食べられる
干し芋は、余分な添加物を使わずに作られた天然由来の食品なので、小さな子供からお年寄りまで安心して食べられるのも魅力の一つです。ただし小さな子供やお年寄りがのどに詰まらせたりすることがないよう、大きさや食べ方には気を配るようにしましょう。
④芋の品種や出来により仕上がりが違うので選ぶ楽しさがある
干し芋は、サツマイモを自然の力で乾燥させて甘さや旨味を引き出します。よってサツマイモの出来や品種、天候などによって干し芋の仕上がりも左右されることになります。まるでお酒やワインなどのように、シーズンや地域ごと、農家ごとに味わいが異なるので、選ぶ楽しさがあるというのも干し芋の特徴。
干し芋はどのように作られるの?
干し芋の魅力がわかったところで、美味しい干し芋がどのように作られるのか、工程を簡単にご紹介します。
干し芋の品種
干し芋の品種にはいくつかありますが、茨城県で主に使われているのが玉豊(たまゆたか)という品種です。玉豊は一度にたくさん収穫できるのが特徴で、噛めば噛むほど旨味が広がる滋味深い味わいが人気。静岡で多く使われているのは泉13号という品種で、栽培に手間がかかるため現在では収穫量が少なく希少性が高い品種です。粘り気のある仕上がりが特徴で、玉豊とは違った甘さがあります。
また、最近では人気の蜜芋品種であるシルクスイートや安納芋、紅はるかといった品種でも干し芋が作られています。糖度が高く甘味はありますが、奥深い味わいという点では玉豊や泉13号などの干し芋用品種で作られた干し芋の方が優っているかもしれません。
まずは1~2ヶ月乾燥させる
収穫されたサツマイモは、干し芋作りの工程に入る前に1~2ヶ月乾燥させて甘みを引き出します。サツマイモは低温に弱いため、この乾燥の工程にも繊細な温度管理が必要になります。
干し芋作りの工程
干し芋作りの最初の工程は、皮を付けたまま蒸すこと。蒸し上がったら皮をむき、カットして干し台に並べます。乾燥専用のビニールハウスでじっくり乾燥することによりサツマイモは飴色に変わり、やがて表面に白い粉のような結晶が現れます。10日ほど乾燥させれば完成ですが、乾燥具合によって上下を返すなどの管理が必要なため、単純な工程でも経験豊かな人手が必要です。
干し芋の形による違い
干し芋は、大きく分けて2つの形状があります。
平干しタイプ
一般的なのが薄くスライスされた平干しタイプ。最も多く流通しているのがこの形状です。最近では、さらに食べやすいよう細長くカットされたものも売られています。
丸干しタイプ
蒸したサツマイモをカットせず、そのまま丸ごと乾燥させたものが丸干しタイプ。カットせずに干すため、完成までに2~3倍の時間がかかります。スライスのものよりも食べ応えがあり、ねっとりとした食感が楽しめるのが特徴。平干しタイプに比べて流通量が少なく値段も高くなるのが一般的です。
干し芋の優しい甘さに癒されよう
ほっこりした優しい甘さが魅力の干し芋は、栄養価も高く体に優しい食品です。美味しいからといって食べ過ぎには注意が必要ですが、甘い物が欲しくなった時、ちょっとしたおやつに最適ですよ。
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