シンプルなのに、さつまいもの甘みと素材の味を楽しめる「ふかし芋」。家庭でも簡単に作れるメニューですが、芋のふかし方って意外にわからないものですよね。この記事では、​​自宅でできるさつまいもの簡単なふかし方と、ふかし芋を美味しくするコツを紹介します。美味しいふかし芋を作って食べたい方はぜひチャレンジしてください。

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美味しいふかし芋を作るコツは？

まずは美味しいふかし芋を作るコツから紹介します。

時間をかけてゆっくり加熱する

さつまいもはデンプンが酵素によって糖に分解されると甘みが増します。この酵素は少しずつ温度を上げていくと活性化しやすいと言われているため、時間をかけてゆっくり加熱するのがコツです。

70度前後で加熱する

さつまいもは低温で加熱するとより甘くなるため、60〜70度前後の温度でじっくり加熱すると甘みを引き出せると言われています。高温で焼き過ぎず、70度前後で加熱することを心がけましょう。

さつまいもの品種にもこだわる

さつまいもは品種や銘柄によって「ほくほく」「ねっとり」などの食感や甘みの強さなどの特徴があります。ふかし芋にするなら、シンプルな調理でもしっかり甘さを感じられる品種を選ぶのがポイント。また、好みの食感のさつまいもを選ぶのもおすすめです。糖度の高い「紅はるか」をはじめ、「高系14号」「紅さつま」「クイックスイート」など、さまざまな品種がふかし芋に向いています。

自宅でできる！​​さつまいものふかし方

ここでは、自宅で簡単にできる4種類のさつまいものふかし方を紹介します。それぞれ別の調理器具を使う方法なので、自宅にある器具でできるものに挑戦してみてください。

①電子レンジを使ったふかし方

身近な存在である「電子レンジ」は、普段料理をしない人でも持っていることの多い調理器具です。電子レンジでのさつまいものふかし方は、まずさつまいもをしっかり洗い、フォークで数カ所穴を開けます。水で湿らせた新聞紙かキッチンペーパーで包んだらラップを巻き、電子レンジに入れて最も低いワット数で加熱しましょう。200Wなら約10分、500Wなら約6分、600Wなら約5分を目安にしてください。竹串を刺してみて、仲間で柔らかくなっていれば完成です。

②フライパンを使ったふかし方

フライパンでも簡単にふかし芋が作れます。さつまいもをしっかり洗ったら、フライパンにのせます。大きすぎて入らない場合はカットして入れましょう。そのフライパンに高さ1〜2cmほどまで水を入れたら、蓋をして中火で加熱します。沸騰したら弱火にして15分加熱し、竹串を刺して中まで柔らかくなっていれば完成です。水が蒸発して減ったら追加し、水がなくならないようにしてください。

③炊飯器を使ったふかし方

炊飯器も、さつまいもをふかすのにぴったりな調理器具です。しっかり洗ったさつまいもを炊飯器に入れたら、さつまいもが3分の2ほど浸かるくらいまで水を入れます。あれば「玄米モード」、なければ通常の「炊飯モード」で炊いたら完成です。まだかたい場合は5分ずつ様子を見ながら延長しましょう。

④蒸し器を使ったふかし方

蒸し器は持っていないという方も多いですが、蒸し料理を作るのに活躍する調理器具。使い方もシンプルなので、よく料理する方は購入を検討してみてください。蒸し器を使ってのふかし方は、下段に水を入れ、火をつける前に上段に洗ったさつまいもを入れます。蓋をして中火〜強火で加熱し、沸騰したら弱火〜中火にして20〜30分ほど蒸しましょう。

さつまいものふかし方はとっても簡単！

さつまいものふかし方について紹介しました。ふかし芋を作るというと蒸し器を使ったふかし方を思い浮かべますが、それだけでなく、電子レンジやフライパンでも簡単に作れるんです。ゆっくりと低めの温度で加熱するというコツも忘れずに、ふかし芋作りに挑戦してみてください。