様々な品種・銘柄のあるさつまいも。「糖度の高いさつまいもってどの品種なの？」と気になったことはありませんか？そこでこの記事では、さつまいもの糖度ランキングTOP5を紹介します。そもそも糖度とは何？というところから解説し、さつまいもの甘さを引き出す食べ方も紹介するので、甘いさつまいもが食べたい方はぜひチェックしてみてください。

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さつまいもの「糖度」って、甘さのこと？

さつまいもは「糖度」が高いほど甘いと思いがちですが、実は糖度が高ければ甘いというわけではありません。「糖度」とは、果汁100グラムの中に糖分が何グラム含まれているかの指数であり、糖分が多いほど甘みを含んでいることがわかります。しかし、食べた時の味わいは糖分と酸味のバランスに左右されるため、糖度が高くても酸味の強い果物や野菜は「甘い」と感じにくいのです。そのため、同じ糖度でもAよりBの方が甘く感じるということも珍しくありません。

糖度の高いさつまいもランキングTOP5

ここからは糖度の高いさつまいもをランキングで紹介します。糖度の高さ＝甘いという訳ではないものの、甘いさつまいもを探すヒントになるのではないでしょうか？さつまいもは同じ品種でも栽培方法や調理方法などによって糖度が変わるため、こちらのランキングはあくまでも参考までにご覧ください。

1位：紅はるか

ねっとり食感と上質な甘さが特徴の「紅はるか」は、全国的に人気のさつまいもです。生の状態での糖度は40度前後、加熱後の糖度は50〜60度にもなると言われています。また、紅はるかから作る焼き芋「天皇（あまぼし）」は、最高糖度79度という圧倒的な糖度です。

2位：紅まさり

水分が多くしっとりした食感が特徴の「紅まさり」は、生の状態での糖度は14度前後で、焼くと甘みがぐんと増す品種です。じっくり焼くと紅はるかよりも甘くなるとも言われています。焼き芋にすると蜜が溢れ出てくるほどのみずみずしさです。

3位：安納芋

さつまいもの品種として圧倒的知名度を誇る「安納芋」は、ねっとりした食感と、甘くコクのある味わいが特徴。生の状態での糖度は16度前後で、加熱後の糖度は40度程になると言われています。

4位：クイックスイート

ねっとり＆みずみずしい食感の「クイックスイート」は、電子レンジで加熱してもパサパサせず、甘さが引き出されるため、調理しやすいと人気の品種です。生の状態での糖度は16度前後で、加熱後の糖度は38度程だと言われています。加熱後に冷めても甘さが落ちにくいのも魅力です。

5位：ベニアズマ

ほくほくした食感と、懐かしさを感じる素朴な味わいが特徴の「ベニアズマ」は、ほくほく系焼き芋が好きな方に人気の品種。生の状態での糖度は14度前後で、加熱後の糖度は30度程だと言われています。冷めると少し甘みが落ちるので、アツアツで食べたいさつまいもです。

さつまいもの甘さを引き出す食べ方

最後に、さつまいもの甘さを楽しみたい方のために、甘さを引き出す食べ方を紹介します。

オーブンで焼き芋に

洗ったさつまいもをアルミホイルで包んで天板に置き、予熱なしの170度のオーブンで60分間焼きます。すぐに取り出さず、しばらく余熱で加熱しながら自然に冷めるのを待ちましょう。さつまいもはじっくり時間をかけて焼くと甘さが増すので、予熱なしで焼き始めるのがポイントです。

フライパンでふかし芋に

じっくり蒸すのもさつまいもの甘さを引き出す調理方法です。洗ったさつまいもをフライパンに入れて水を200mL加えたら、蓋をして中火で加熱します。沸騰したら弱火にして、20分くらい蒸しましょう。竹串をさしてスッと入ったら完成。60〜70度で加熱すると最も糖度が高まると言われているので、弱めの火力にするのがポイントです。

糖度の高いさつまいもを美味しく食べよう！

さつまいもの糖度ランキングTOP5と、さつまいもの甘さについて紹介しました。最も糖度の高いさつまいもを食べたいなら、「紅はるか」がおすすめ！電子レンジで加熱しても甘くなりやすい「クイックスイート」や、ほくほく系なのに甘い「ベニアズマ」など、糖度の高いさつまいもにも品種によって特徴があります。ぜひ自分好みの甘くて美味しいさつまいもを探してみてください。