「ドライヤーで乾かすのは髪に良くない」「わかめを食べると髪の毛が伸びる」など、髪の毛に関する雑学はその信ぴょう性に関して不確かなものが多いです。オシャレをするのに髪の毛の美しさは必須条件といっても過言ではありません。潤いやツヤをキープするためにはいろいろな情報にまどわされることなく、正しい知識でケアすることが重要です。

 

今回は世間でよく話題になる髪の毛の雑学について、その信ぴょう性を解き明かしていきます。枝毛やパサつきでお悩みの方、また、髪の毛に関する知識をさらに深めたい方はこの記事をぜひ参考にしてください。

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髪の毛に関する正しい知識

髪の毛に関するさまざまな情報はどれほどの信ぴょう性があるのか、それを知るためには基本的な知識を予め身に付けておく必要があります。特に重要なものについて、詳しく解説していきます。

髪の毛に最も必要な栄養はタンパク質

髪の毛は「ケラチン」というたんぱく質の一種で主に構成されています。従って、常に潤いのある、艶やかな状態を維持するために必要な栄養素は、動物性たんぱく質です。肉、魚、卵などを積極的に摂取することで必要な栄養素を常時髪に供給することができます。

ダイエットで髪質が変わる

髪の毛は基本口から摂取したものを主原料としているため、ダイエットによって毎日の食事に偏りが生じ、栄養不足になってしまうと、髪質も確実に変化します。特に髪の毛の主成分である動物性たんぱく質が不足すると、パサつきや枝毛が発生しやすくなり、場合によっては抜け毛などの症状が起きてしまいます。

髪の毛は日焼けする

髪の毛も肌と同様に紫外線の浴び過ぎは危険です。陽に最も近い髪の毛は影響を受けやすく、過度に浴びてしまうとパサつきや乾燥の原因となります。

トリートメントは髪の毛の栄養を補給する

自己治癒力がない髪の毛に外側からトリートメントを使った栄養補給は一定の効果があります。毛皮層と呼ばれる中間層に浸透していくことでダメージを負った髪の毛に潤いやツヤを与えます。

髪の毛に関する間違った知識

特に誤解されている雑学について、いくつかご紹介していきます。

ドライヤーより自然乾燥のほうが髪の毛を痛めない

髪の毛は濡れている状態が一番傷みやすく、長時間にわたって濡れたままの髪の毛を放置しておくと枝毛や抜け毛の原因となります。ドライヤーを使って短時間で乾燥させたほうが髪の毛を傷つけずに済みます。

海藻が最も髪の毛に良い

海藻にはミネラルが多く含まれており、確かに髪の毛には良いのですが、最も必要な栄養素は主成分であるタンパク質です。海藻を積極的に取るより、肉、魚、卵などの動物性たんぱく質を積極的に食べたほうが、栄養補給になります。

シャンプーは髪の毛の汚れを落とす

これはよく誤解されがちなのですが、そもそもシャンプーは髪の毛の汚れを落とすものではなく、頭皮や毛穴の皮脂や汚れを落とすものです。従ってシャンプーは頭皮をやさしくマッサージするように揉みこんでいくのが正しい使い方であり、髪の毛同士を擦り合わせるのはただ傷が付くだけで、効果がありません。

髪の毛が傷まないヘアカラーがある

結論から言うと、髪の毛が傷まないヘアカラーはありません。ヘアカラーは化学反応によって色を変化させているため、傷みが軽減されるものはあっても、全く傷まないものはないと考えてよいでしょう。

正しい知識で髪の毛をケアしよう

髪の毛に関する雑学は実にたくさんありますが、そのすべてが真実というわけではありません。これから先も信ぴょう性を疑うようなお話がたくさん生まれると思いますが、正誤を自分で判断できるように、髪の毛の主成分や性質などの基本的な知識は持ち合わせておくべきでしょう。