皆さんは、おやつに焼きいもを食べることはどのくらいあるでしょうか。秋や冬の食べ物というイメージが強い焼きいもですが、実はアウトドアシーズンのバーベキューにもピッタリ。ヘルシーなだけでなく、工夫次第でバーベキューを彩る、女性にこそ食べてほしい食材です。

太りやすいと思われがちなさつまいも。その意外な美容効果と、おすすめの焼き方をご紹介していきます。

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ヘルシーなさつまいもは意外とバーベキュー向き

このごろ流行りの糖質制限で、いも類など炭水化物は敬遠されがち。バーベキューでも「お腹も膨れちゃうしおいもは入れないで」とお考えの方は多いでしょう。

ですが、さつまいもは意外と栄養素が豊富で、韓国ではダイエットにも役立つ食材だと話題です。

まずは、その美容効果を知るところからはじめましょう。

高いデトックス効果

いもには腸内環境を整える食物繊維が多く、中サイズのさつまいも1本（約200g）なら、食物繊維は約600mg含まれています。なんと、女性が1日に摂るべき食物繊維量（1800mg）の3分の1以上！　同量の白ご飯（食物繊維量は約75mg）よりもずっと多いですね。

加えて、さつまいもにしか含まれない「ヤラピン」という成分には、便秘解消効果があります。胃の粘膜を保護する効果もあるので、たくさん食べるバーベキューでは役立ちそうですね。

皮には抗酸化作用もあり

さつまいもの美容効果はデトックスだけではありません。実は、女性に嬉しい抗酸化作用（主に細胞の酸化を抑え、臓器や肌質を維持する作用）もあるのです。

例えば、さつまいもの皮に含まれる「アントシアニン」と「クロロゲン酸」という物質は、強い抗酸化作用や肥満予防効果があります。

断面が紫色をした「紫いも」ならさらに多く、その量はなんと100gあたりおよそ369mg！

アントシアニンは視力の上昇効果もあるので、デスクワークが多い人は、皮ごと食べるのがおすすめ。

さつまいもはこのように、体調管理にも役立つ魔法の食材。バーベキューでもうまく調理して取り入れると、白ご飯よりも食材に合うかもしれません。

すぐできるさつまいもの焼き方！バーベキューのデザートに

ここからは、さつまいもを美味しく食べるためのコツを紹介します。

「パサパサする」「味が薄い」と敬遠しがちな人も、焼き方を工夫すれば美味しさに気づけるかも。

美味しい焼き方

バーベキューで焼きいもを作るときは、次の4つの手順に従うと美味しく焼けます。

1. 湿らせた新聞紙でいもを隙間なく包む
2. アルミホイルを大きめに広げ、手でよく揉む
3. いもをホイルで隙間なくぴったりと包み、これを2〜3重にする
4. 炭火に入れて、時々回しながら20〜30分ほど焼く
   ※竹串がスッと刺さるくらいになれば出来上がり

アルミホイルが炭火の熱を乱反射させ、さつまいもに熱を行き渡らせます。また、湿った新聞紙にはいもの湿度を保ち、ホイルの中で蒸し焼きにする効果が。

ホイルをくしゃくしゃに揉むほど火が通りやすく、ねっとりとした食感になります。ホイルが足りないときは、湿らせた新聞紙だけでも十分いもがしっとりしますよ。

材料2つの簡単ヘルシーアレンジ

普通に食べるだけじゃ物足りない……という人は、材料を足して食感を変えるのもおすすめ。

バターを塗るのが定番の味ですが、焼きいもにクリームチーズを塗って食べると、ケーキのように濃厚な味わいになり、タンパク質もとれます。

また、しょっぱい味が好きならいもを薄く切って、ガーリックチップと炒めるのはいかがでしょうか？　シンプルながらお酒にも合う塩コショウで味付けをすれば、食べ盛りの子供たちの食欲をそそる味にもなります。

まとめ

さつまいもは豊富な栄養素を含み、腸内環境や肌環境の改善にも役立つ、食べて損はない食材。「パサパサして苦手」という人も、ホイルでじっくり蒸し焼きにすれば、スイーツのように濃厚な甘みや食感を楽しめますよ。