コロナウイルスの流行で気詰まりするこの頃、開けた場所で家族と一緒にするバーベキューは楽しいもの。最近では、ご家庭のお庭で手軽に始められる専用コンロも売られています。

しかし、これを使うとしても立ちはだかる高い壁は「後片付け」。油まみれの焼き網やコンロを洗う、残った炭を処分するなど、やることはたくさん。

そんな面倒な後片付けが、「厚手のアルミホイルを巻くだけ」でカンタンに終わるって、ご存じでしたか？実は意外と幅広い使い方ができ、汚れ物を減らすのに役立つんです。

この記事を読み、バーベキューの後片付けを楽にしましょう！

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後片付けの手間を削減！調理前にはホイルをコンロに敷こう

まずは、バーベキューを始める前の準備からです。やることは、厚手のアルミホイルを敷いておくだけ。以下の2箇所にぴったり密着させましょう。

• 炭置き場の底
• 焼き網の上（余裕があれば）

この一手間を加えるだけで、2つの効果が後片付けを楽にしてくれるのです。

効果①：油を受ける

片方の効果は、アルミホイルが受け皿になり、熱いコンロに油がかからないこと。

燃える炭やガスに油が落ちると、熱で炭化して煙が上がります。服が煙臭くなる・目が痛くなるなどの問題も、ホイルを敷いて油を受ければばっちり解決。網自体にも敷いておけば、油を捨てやすくなりますね。

効果②：熱を反射し網が温まる

もう片方の効果は、網が暖まりやすくなること。

コンロの底にホイルを敷くと、熱源から発せられる熱を、キラキラの表面で反射して網を暖めてくれます。天気の良い日は太陽の光と熱も反射し、さらに熱が集まりますよ。網も忘れず巻いておけば効果は倍増！

初心者にありがち、ホイルを敷くときの注意点

なお、ホイルをコンロに敷くときは、2つ注意すべきことがあります。

1つ目は、必ず「バーベキュー用」とある厚手のホイルを使うこと。普通のホイルは炭の温度に耐えきれず、溶けるからです。アルミニウムの融点は約660℃ですが、熱した黒炭の温度は低くても700℃近く。ホームセンターなどで購入する事ができますので、炭や固形燃料の熱さに耐えられる、バーベキュー用を必ず使ってください。

2つ目は、コンロの空気穴をホイルでふさがないこと。炭や燃料は酸素が入ってこないと、うまく燃えません。底にホイルを敷いたら、串で穴を空けるといいでしょう。

ガンコな油汚れをキレイに！アルミホイル1枚でバーベキューの後片付け

準備を済ませ、ジュージュー焼いたお肉や野菜を食べ終わったら、後片付けの時間。でもアルミホイルがあれば、ちょっと網をくるんで暖めるだけで、すぐに汚れを落とせます。

この章でカンタンな後片付けの方法を知っておきましょう。

網を包んで温めるとコゲが落ちやすい

最初は、コンロにかかった網の片付けから。燃料の熱を利用するので、必ず火を消す前にやりましょう。

キラキラした面を網の表面に向けて、大きめのホイルをかぶせます。ホイルの表面で反射されたコンロの熱が、網にこびりついた油を落とし、コゲを燃やして灰にするのです。10分も暖めていれば、後はタワシでこするだけで網がきれいに！

炭はホイルで包んでそのままポイ！

網をきれいにしたら、次は炭を処分します。あらかじめコンロにホイルを引いておき、上に乗った炭をくるんで捨てましょう。なお分別するときは、炭をホイルで持ち上げてゴミ袋に落とせば、手が汚れません。お住まいの自治体のルールに従って捨ててくださいね。

余談：アルミ製の使い捨てバーベキューコンロの使い勝手は？

読者の皆さんは「アルミホイル製の使い捨てコンロ」はご存じですか？　ホイルでできた台座に燃料と焼き網が備え付けられ、準備や片付けがカンタンにできます。ホームセンターで1000円前後で手に入るお手軽さも嬉しいところ。

ですが、多くの使い捨てコンロは焼き網の大きさが、普通の据え置き型コンロ（約40cm×30cm）よりひとまわり小さめ（約30cm×25cm）。燃料も1時間程度しか保たないので、長く楽しむには向きません。

月に1度以上・もしくは大人数でバーベキューをするなら、使い捨てより据え置き型のコンロを買うべきです。

まとめ：アルミホイルは調理によし後片付けによしの必須アイテム

当記事で解説した、アルミホイルでバーベキューの後片付けをうまくする方法は、次の3点。

• 網と底にホイルを敷き、汚れや油の受け皿に
• ホイルの熱反射で網が早く暖まるのが嬉しい
• 網のコゲはホイルをかぶせて暖めて落とす

アルミホイルを敷いたうえで、汚れた炭や網を捨てる方法を覚えれば、片付けの面倒なバーベキューのハードルもかなり下がりますよ。