個人事業主でもふるさと納税は出来るの？自営業になったばかりでふるさと納税のやり方が分からない？と疑問をお持ちの方、個人事業主でもふるさと納税は問題なく利用が出来ます。今回は、個人事業主の方のふるさと納税控除上限額の目安や、メリットについて、詳しく解説します。

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ふるさと納税は個人事業主の方もお得に使える！

ふるさと納税は、会社員などの給与所得者だけでなく、自営業やフリーランスを営む個人事業主でもふるさと納税をすることができます。

自己負担額2,000円で自治体からの返礼品を貰えるので、個人事業主の中でもふるさと納税に興味を持っている方は多いと思います。

 

会社員のように福利厚生が手厚くない個人事業主にとっては、ふるさと納税を行うことで住民税や所得税の減額に繋がるお得な制度です。

具体的に、個人事業主がふるさと納税をやる手順やメリットについて、これから詳しく解説していきます。

個人事業主のふるさと納税上限額と目安

個人事業主がふるさと納税を行う場合、納税控除上限額が定められています。

上限額を超えてしまうと、個人の負担額が重くなってしまうデメリットがあるので、計算方法や上限額の目安を確認する必要があります。

個人事業主の上限額はいくらになるのか？目安となる基準は？

これからご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

個人事業主の納税額は住民税の2割が目安

まずは、基本となる目安の上限額をお伝えします。

前年の所得をベースに計算すると、個人事業主の納税控除額は「住民税所得割額」の2割程度が目安となります。

確認方法は、住民税を納付したときに送付される「住民税決定通知書」に金額の記載があります。そちらに書いてある金額の2割と考えてください。

 

まだ個人事業主になったばかりの方であれば、前年の所得がベースになりますので、勤めていた会社からの所得を目安に計算がされます。

また、2割というのはあくまでも目安の数値なので、心配な方は計算した上限額の20%ほど低く見積もると、上限額を超える納付に繋がらないので安心です。

個人事業主がふるさと納税するメリット

個人事業主に限らず、ふるさと納税を行うと以下のメリットがあります。

 

・自治体から返礼品が貰える

・住民税、所得税が控除される

・クレジットカード等を利用すればポイントが貯まる

 

ふるさと納税はお得な返礼品が受け取れ、寄付した金額の自己負担2,000円を除いた全額が控除されます。

さらに、ふるさと納税サイト経由で寄付をするとポイントが貯まるシステムもあります。ポイント還元も狙いたい方は、サイト経由でふるさと納税を行うのがおすすめです。

納税上限額が大きくなり会社員よりもお得

個人事業主がふるさと納税をすると、特別なメリットがあります。

通常、個人事業主のほうが給料所得の会社員よりふるさと納税の上限額が大きくなります。

理由として、個人事業主には給与所得者に付随する「給与所得控除」がありません。

その結果、所得が多くなるのでふるさと納税で納められる金額も多くなります。会社員と同じ収入であっても個人事業主のほうがふるさと納税をお得に利用ができます。

個人事業主がふるさと納税する際の注意点

メリットがあればデメリットも存在します。

個人事業主がふるさと納税を行う際に注意すべき点をお伝えします。デメリットを知ることでさらにふるさと納税の価値を感じる内容となっています。

ワンストップ特例制度が使えない

ワンストップ特例制度は、ふるさと納税を行った際に確定申告の必要がない制度です。寄付後に自治体から送られてくる「寄附金控除申請書」に記入して郵送すると、控除される金額が決定します。

手間が省け効率のいい制度ですが、ワンストップ特例制度は会社員などの「給与所得者」しか利用ができません。

個人事業主は「事業所得」の扱いになるので利用することができなくなっています。

翌年の確定申告が必要

ワンストップ特例制度からの関連で、個人事業主はふるさと納税を行うと翌年の確定申告が必要となります。

手間に感じるかも知れませんが、個人事業主には経費として認められる幅が広いのと「青色申告特別控除」が適用されるので、所得の金額を小さくできるメリットがあります。

 

毎年2月16日〜3月15日までの間に申告をすることになりますので、個人事業主の方はふるさと納税など使える制度をフル活用して、申告を忘れないように行いましょう。

まとめ

個人事業主はふるさと納税をできるのか？上限額の目安は？についてお伝えしました。

個人事業主でもふるさと納税はお得に使える制度です。上限額を把握したうえで寄付を行うと様々な恩恵を受けることができます。

これからふるさと納税をしたいと考えている個人事業主の方は、今回をキッカケにぜひ利用してみてください。